「人事を制する者は経営を制す」

カッコよく働きたい!


この間の週末に久々にビデオを借りて映画を観ました。
その中で、印象的なシーンがあったので、少しご紹介します。

主人公の女の子が、夏休みの宿題として
「お父さん・お母さんのしごと」
を記録することになりました。
まわりの子たちは、
「公務員」とか「お店経営」とか「ホテル勤務」とか、自分の親たちの仕事を
自慢し合う中、この女の子のお父さんは「昼寝ばっかりしている」と
からかわれる始末。
悔しい思いをしながらも、夏休みに毎日「お父さんの一日」を聴きだして
日記帳に記録していきます。

そんなある日、お父さんは、何日間か泊りがけで知り合いの畑仕事を
手伝いに行きます。
それを聴いて、こっそりお父さんの働いている姿を見に冒険に出る女の子。

さんざん探した挙句、結局お父さんはタッチの差で帰ってしまっていましたが、
女の子が目にしたのは、お父さんが収穫したという山積みの果物。
それを見た女の子が言います。

「うちのお父さん、すごい!!かっこいい!!」


学生や若者が社会に出ることに不安を抱き、働くことに価値を見出せない
と言われる最近の世の中。
ニートとか、フリーターとか、社内ニートとか、シュガー社員とか、
色々な問題が取り沙汰されていますが、
この状態を打破するために何よりも必要なのは、
「カッコよく働くおとな」
でイキイキとした社会を創ることじゃないかな、と最近思います。

この映画のように、普段はぐうたらで昼寝ばかりのお父さんも、
いざ集中して精を出せば、子供から「カッコいい!」と言われる
仕事を世の中に残していけるのです。

カッコよく働く大人の姿を、次の世代の子たちに示していけば、
自然と
「こういう大人になりたいな」
「ああいう仕事をしてみたい」
と思えるのではないでしょうか?

映画の中のたったワンシーンでしたが、深く考えさせられる
ひとときでした。





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