「人事を制する者は経営を制す」

ニュートップリーダーに伊那食品取材記事が掲載されました


依然として不況の波が渦巻く状態にありながらも
”儲け”を生み出し持続的に成長している会社、
決して派手な展開をしているわけではないのに利益を大きくしている会社―、
そのような企業に共通して見られる新たな”経営の軸”とは一体何なのか?

その答えを探しに、「年輪経営」で知られる伊那食品工業へ取材に行ってきました。


●二宮尊徳の教えにもある「遠きをはかる経営」を実践し、
常に”未来への種まき”として商品開発や社会貢献活動、
寄付活動などを通して”会社のファンづくり”に注力している

●「いい会社をつくるための十か条」を掲げ
「人間として成長させる」教育方針を貫いている

●会社の敷地を整備し「かんてんぱぱガーデン」として
地域住民・一般客へ無料開放。草木のせん定や清掃などの維持は、
社員が自主的に行なう。

・・・このような「社員の幸せを実現する」という
ESを軸とした経営を貫くことで、
会社のブランディング効果を生み出し、共感資本が増え、
持続的に成長する、という流れを創り出している伊那食品。

中小企業の経営のあり方として、
大きなヒントをいただいたような気がしました。

ニュートップリーダー伊那食品取材記事






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落語でカタリバ!


お久しぶりです。
夏休みにインターンシップに参加させていただきました中村です。
現在、日本ES開発協会の最大のイベントである、
「Good jobプロジェクト」グリーンアップ大作戦の開催に向けて、
日々全力で取り組んでおります。

今回はその一環の、「Good job グリーンなカタリバ」に
参加した感想をお伝えしたいと思います。

第2回目の開催となったグリーンなカタリバですが、
講師の方として落語家の立川談修さんをお招き致しました。


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テーマは、
「落語でカタリバ!江戸しぐさ・江戸文化から学ぶ“グリーンな社会”」。

第1部で談修さんによる落語を聴き、
第2部のワールドカフェでは、グループで与えられたテーマについて意見交換をし合いました。

第1部で落語の題材となったのは「鼠穴」。

この落語の中で、
一文無しになってしまった竹次郎が
兄の力を借りて何とか事業を成功させ、
人生の巻き返しを狙うというお話がありました。


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具体的な結末はここでは触れないので、
皆様ご自身で直接聴いてご確認していただきたいと思います。

鼠穴自体は特別笑えるようなところはない
と初めにご説明いただきましたが、
それをものともしないくらい魅力的で、
作品の中に隠されたテーマというようなものが垣間見えた気がしました。

鼠穴を聴いて私が感じたことは
「他者の力の偉大さ、協力の不可欠さ」です。

先ほども説明しましたが、
竹次郎は兄がいなかったら一文無しのままで
人生を終えてしまっていたかもしれません。

つまり人間が自身を成長・発展させるには他者の協力や
助け合いが欠かせないのです。

第2部で行われたワールドカフェでは、
与えられたテーマに対し多くの方が
「他者とのつながり」を回答に交えられていました。


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私ももちろんそのうちの1人です。

この現象は、普段から他者とのつながりを
意識しているこの会社のみなさんや
日本ES開発協会のメンバーの方々にも、
とても心に響いたのではないかと思います。

私は今回、様々な方の前で自分の意見を発表したり、
いろいろな意見を聴くことによって
さらに自分の「他者とのつながり」についての
意識を強められたと思います。


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このイベントを参考にして、
これからはそれを実行に移し、
自分も他者もより良い影響を得られるように
働きかけていきたいと思います。






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BSNラジオ出演の取材に行ってきました!


こんにちは。新潟支社の野原と申します。

私の知り合いの社労士の先生、礒谷さんが、
ラジオに出演するということで、取材させていただきました。


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10月は新潟県の社会保険労務士制度推進月間
・・・ということで新潟県社労士会の事業委員会を
礒谷先生がしていることもあり、
社労士を広めようということで、ラジオ出演が決定したそうです。


私はただの撮影部隊(1人)。
そして、初めてのラジオ局に超緊張!


私がしゃべる訳ではないのに・・・と思いつつ、
ロビーで待っていると
ADの方が来られて4Fのラジオブースへ。


もう、実際にラジオが流れている現場なのに
ディレクターさんや音声さん?がいらっしゃる所は
扉も開いていて
「えっ!?今、本番中?」という感じでした。


でも、その開放的な空間と
とても明るく気さくなディレクターさんに
私の緊張は解けました(笑)。

私、ラジオ局ということでスーツで行ったのですが、
宜しくお願いしますとディレクターさんにご挨拶すると、
「え~と、礒谷先生はどちらで?」と
私と礒谷先生の顔を交互に見て尋ねられました。
「おっと、私はただの撮影部隊でございます」


パーソナリティの石塚かおりさんはとってもきれいな方。
始まる10分前のコマーシャルの時に出てこられ、
礒谷先生との打ち合わせの時間は3分ほど・・・
「えっ、大丈夫なのかな~」と思っていましたが、
そこはやはりプロの技。


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初めにどこから来たのか、
出身は?と礒谷先生の緊張をほぐした後、
社労士とは、どういう方が・・・など話を引き出す!引き出す!

プロってすごいですね。
ほぼ初対面の相手でも、その伝えたい事を質問によって
導いていく。。。プロのすごさを目の当たりにした時間でもありました。


最後に・・・
社会保険労務士制度推進月間ということで、
ブログでも少し社労士というものについて書いておこうと思います。

「社会保険労務士」は、
労働・社会保険に関する法律、人事・労務管理の専門家として、
認められた国家資格です。

具体的には、会社の人事労務管理のコンサルティング、年金相談、
労働社会保険の手続代行など、ヒトに関する問題を手掛けています。

いわば、ヒトに関する経営のエキスパートです。


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そして社会保険労務士というのは長いので、
新潟県社労士会では全国にさきがけて
「社労士」と呼んでくださいキャンペーン実施中です!

新潟県では10月23日に新潟県社労士会事務局と
上越市市民プラザ、ワークプラザ柏崎で無料相談を実施します。

また、社労士会労働紛争解決センター新潟がオープンしました。
これは、職場で起きた経営者と
労働者のトラブルを簡易、迅速、低廉に解決するところです。

普段知らない社労士の先生のお仕事内容を垣間見ることができ、
充実した取材となりました!






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Good jobプロジェクト日光街道大掃除~リハーサル~


先日の日曜、
Good jobプロジェクト(http://www.jinji-es.com/good-job_project.html)の一つである
日光街道大掃除のリハーサルとして
日本ES開発協会の皆さんと、浅草の町をお掃除してきました!

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本番は日本橋からのスタートですが、今回は人事・労務の
事務所前からスタートしました。

トングとゴミ袋を手に取り、実際に町へ繰り出すと・・・・・・。

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結構ゴミが落ちていました。一つ一つは小さなゴミですが、
みんなで協力して拾い集めていくと、用意していった袋が
たちまち一杯に!

ゴミを捨てるのはもちろん良くないですが、こうした地道な
活動が周りに影響を与えて行き、社会に環境にやさしい
人たちが今よりも増えていってくれれば、と思いました。

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本番に向けての課題点なども色々と見つけることができたので、
今回の経験をもとに、必ず成功させたいです!


【Good job プロジェクト日程】

◆第1日目 11月3日 (水) 日本橋→草加
 9:00 京橋区民間(最寄駅:京橋駅 6番出口より徒歩2分)

◆第2日目 11月20日(土) 草加→春日部
 8:00 草加駅周辺(最寄駅:草加駅) 

◆第3日目 11月21日(日) 春日部→小山
 8:00 アクシス春日部(最寄駅:春日部駅徒歩7分)

◆第4日目 11月22日(月) 小山→大沢
 7:00 ホテルサンロイヤル小山(最寄駅:小山駅より徒歩2分)

◆第5日目 11月23日(火) 大沢→日光東照宮
 8:00 大沢交差点(最寄駅:下野大沢駅より車で5分)

詳しくは⇒http://www.jinji-es.com/good-job_project.html

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体感型ワーク


先日、日本ES開発協会の恒例イベント、日光街道プロジェクト、
ワークショップのリハーサルを行いました。

公園を使った、アウトドアゲームのようなワークなのですが、
このワーク、ただ体力自慢や博識だというというだけではクリアできない
奥深いゲーム性になっています。


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*ワークの様子


ゼロベースで考える事、”気づき”
を得るためのアンテナを張り巡らせる事、
そして、チームワークが問われる体感型ワークです。


リハーサル会場は、本番と同じ、日本橋の十思公園。
運営スタッフ15名が集い、楽しく、充実したワークと
なりました。

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*問題を必死で解いている様子

3チームにわかれて競い合う形になりましたが、
緻密な計算により答えを導き出そうとするチーム、
他のチームの動向を確認しながら慎重に動くチーム、
あるいは木の上にヒントがあるのではないかと、
木登りをはじめる超体育会系な参加者が率いるチームと、
個性豊かな競い合いとなりました。


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そして、いずれのチームにも共通して言えることは
日々、それぞれの社会で働いている大人達が、このときばかりは
皆、まるで子供のように真剣に楽しんでいたということです。

これから、日光街道プロジェクトへむけた準備も、大詰めを迎えますが、
このリハーサルのような、元気と臨場感をもって本番へ向かっていければと思いました。

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この日は、懇親会もあり、こちらも相当盛り上がって、素晴らしい一日となりました。

企画本番まであと2週間!
スタッフの皆さん、このリハーサルのテンションのまま、
一気に突っ走りましょう!!


↓↓↓
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デンマーク記①


突然ですが、
先週、デンマークへ視察に行ってきました!

これから何回かに分けて私のデンマーク記録をご紹介いたします。


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*デンマークにて撮影


ではまず、
なぜ、いきなりデンマークなのか?

私の師匠でもある先生との今年1月のふとした会話が始まりでした


「デンマークって、世界一幸せな国というアンケートがありますよね。
 そこの中小企業や社員はどんな働き方してるでしょうね」

「うん、知ってるよ、その世界一幸せな国というの。確か日本は90位くらい
 だったよね」

「デンマークって、確か社会保障も進んでいる国ですよね。
 ちょっと勉強しておいたほうがいいですね」


「・・・行ってみようか」

「・・・できれば」


と、こんな感じだったのですが、
実は私の知り合いに、長い間デンマークで
現地の会社の社長をしていた人がいたのです。

その方のお話しと、知り合いの紹介で
運よく地元の優良中小企業(17名)の社長に
インタビューができることとなり、
思い切って行くことにしたのです。

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*デンマークにて撮影


ちなみに、先ほどの「幸せ度」のアンケートですが
いろんなものがあるのですが、デンマークはどの調査でも上位に来ています。

私たちが注目したのは、
2006年に英レスター大のエードリアン・ホワイト氏(社会心理学)
らが実施した研究で、178カ国中、デンマークは1位、
日本は90位という結果でした。


その後、日本でも調査が行われたらしく、4月28日の日本経済新聞
にも次のような記事が出ていました。

**********


国民の幸福感6.5点、内閣府、10段階で初調査、欧州の平均値より低く。
(2010/04/28, 日本経済新聞 朝刊,)

内閣府は27日、国民に幸福感を10段階で聞く初めての調査の結果を公表した。
幸福感は平均値で6・5点となり、
同様の調査をした欧州諸国28カ国の平均値の
6・9点に比べて0・4点低かった。
欧州で最高のデンマーク(8・4)や
フィンランド(8・0)とは開きがあるほか、
英国やドイツ、フランスも7点台で、日本はこれらを下回る結果になった。

調査は15歳から80歳までの全国の男女4000人を対象に3月に実施し、
2900人から回答を得た。
10点を「とても幸せ」、0点を「とても不幸」と設定したうえで、
どの程度幸せかを点数で聞いた。

男女別では女性の方が全体的に幸福感が高く、
幸福感が7点以上とした回答者の割合は男性が全体の48%だったのに対して、
女性は59%だった。

年齢別では7点以上を付けた割合が30歳代が61%と最多だったが、
年齢層が上がるにつれてその割合は低下。
70歳以上では44%にとどまった。
国民や社会の幸福感を高めるために政府が目指すべき目標を5つ聞いたところ、
安心できる「年金制度」と「子育て」の2つが重要だとの回答が多かった。

一方で、この2つの政策目標への満足度は5点満点でいずれも2点台にとどまった。
政府は6月に具体化する新成長戦略で、国内総生産(GDP)などの経済成長だけに限らない
「幸福度」の指標の開発と向上を盛り込む方針で、今回の調査を役立てる。

***********


さて、そんなこんなで、デンマークに行くことになったのですが
行くからには事前にできるだけ、知識をいれておこうと
いくつか文献を読んでおきました。

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参考になったのは、次の書籍です

「デンマークを知るための68章」村井誠人(明石書店)
「世界一幸福な国デンマークの暮らし方」千葉忠夫(PHP新書)
「なぜ、デンマーク人は幸福な国をつくることに成功したのか どうして、
日本では人が大切にされるシステムをつくれないのか」
 ケンジ・ステファン・スズキ

これらを読みながら、私の印象に残ったのは
デンマークは決して昔から幸せな国ではなかったということです・・・つづく






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日本理化学工業へ“遠足”に行ってきました!


9月28日、私の所属する日本ES開発協会という団体で、
「大人の遠足」と題し、日本理化学工業さんの見学会に行ってきました。
 

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日本理化学工業さんは、
チョークを作る会社で「人にやさしく地球にやさしい」という理念の下、
50年以上も存続、活躍されています。


現在では、ダストレスチョークの国内シェアの30%以上を占め、
日本一のチョークメーカーとなっている日本理化学工業さんですが、
その50年の歩みの中に隠された持続可能な経営へのヒントや、
“働く”ということへの価値観等、多くの事を学ばせて頂く、
貴重な機会となりました。

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日本理化学工業さんは、
昭和48年に重度障害者多数雇用融資制度に
基づいて作られたモデル工場第一号で、
社員の7割以上が知的障がい者だといいます。

これだけの業績と歴史を残してきた日本理化学工業さんの社員教育や、
会社作りと障がい者雇用の関係は、いったいどのようなものなのでしょうか。


その答えは、見学会のはじめの大山会長のお話しの中にありました。

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障がい者雇用の大変さや、それをどうにかするための工夫というような、
実務的な部分のお話も大変心を打たれるものでしたが、
会長の話の中で一番感じたことは、社員への愛情、そして期待でした。


「あの子たちはね、本当は出来るんですよ。
出来ないとしたら、それは周りがちゃんと
出来るようにしてあげられてないだけなんです」


会長の言葉は、組織で働く者として、本当に心に響くものでした。
きっと、こちらの社員の方々は、この想いに共感して、
日々頑張っていらっしゃるのでしょう。
その様子は工場見学ではっきりと感じ取ることが出来ました。

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知的障がい者の方々の工場というものを実際に見たことが
なかった私にとって、このような職場を見学するということは、
正直なところ非日常感が強く、後から思えば
幾分偏見を持って臨んでしまった見学会だったかもしれません。


実際、私は障がい者の方が“普通”に働くというのは、
そうとう難しいのではないかと考えていました。

しかし、実際に働かれている障がい者の方々を見たとたん、その考えは一変。
それぞれの方が非常に手際よく、正確に作業をなさっていて、
また、その顔には確かに仕事に対する誇りが浮かんでいたのです。

これはもう、「障がいを抱えているけれど」とか、
「ハンディに負けずに頑張っている」とかそういう次元ではなく、
いち社会人として、また、モノづくりのプロとして、
尊敬に値する姿でした。

大山会長の理念がしっかり形になっているのだな、と本当に感心しました。


さて、同じ社会人であり、働き手である私はどうでしょうか。
少なくとも今の私は彼らよりも働き手として未熟であることは確かです。
障がい者の方々の職場を見学して、
社会人として圧倒されるとは正直思いもしませんでしが、
今回の見学会では、あらためて、誇りを持って働く事や、
仕事の中でのチームワークの大切さを実感できる素晴らしい場となりました。

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*会社理念 -働く幸せの像より

障がい者雇用もそうですが、勉強会やセミナー等、
机の上での知識ではわからない「実感」を得ることの
できるこのような機会は本当に有意義なものです。

皆様も「現場」を体感できる、「大人の遠足」に、
是非出かけてみてください。
きっと、新しい発見がみつかるはず!!


日本ES開発協会HP
http://www.jinji-es.com/






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