「人事を制する者は経営を制す」

「取締役の労務管理」のセミナー


先日、日本経営合理化協会主催の「取締役の労務管理」のセミナーの講師を務めました、有限会社人事・労務の瀧田です。

労務トラブルは、一旦起きてしまうと、通常の仕事ができなくなるほど、時間も気力も奪われることになります。今回のセミナーでは、そんな労務トラブルを防ぐためのポイントをお話しました。


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まず初めに、取締役のための「従業員の雇用~退職」の正しい知識とトラブル防止策として、労働相談、個別労働紛争件数のデータを基に最近の紛争の動向について説明いたしました。トラブルの内訳が就業形態によってどう変わってきたのか、会社を訴える社員はなぜ増えているのか、労働問題で監督署の是正勧告、裁判となった事件を実際に受けて解決した実例を挙げて解説いたしました。

次に、労務管理に無関心な取締役でも、これだけは押さえておく基礎の基礎についてお話いたしました。
・雇用の際に守らなければならないこと
・採用面接の方法
・使用者と労働者の違い、執行役員とは
・賃金を決める時に気を付けること
・最近多い精神疾患の従業員への対応
・解雇はほんとにできるのか
・紛争解決の種類と特徴について
など法律をもとに説明し、トラブルにならないようにするための方策、また実際にトラブルになった時の対応方法について解説しました。

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また、労務トラブルが勃発!会社は、取締役はどう対応し、解決していくのか、そもそも労務トラブルが起きないようするためにはどうすればよいのか。最近の労働者がトラブルを起こすのは、給与が安いとか、未払い残業があるということではなく、それは表面的なことであって、本当は仕事そのものに魅力を感じていないのだということ。それをES(従業員満足)という視点からお話しました。

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最後に、最近急速に広まっているソーシャルメディアについてその労務管理上のリスクと対応策について説明を致しました。
今回のセミナーの内容は、取締役の方にとっては切実な問題で、セミナー中も質問があとを絶たない状況でした。皆様の会社の労務管理の参考にしていただければ幸いに思います。





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