「人事を制する者は経営を制す」

勤労感謝イベント「日光街道太陽の下のてらこや」【前編】


勤労感謝イベント「日光街道太陽の下のてらこや」、日本の未来の働くを考えるをテーマに今年は3つのコースに分かれてイベントを開催し、障がい者の方々との清掃活動を行うなど新しい試みにも挑戦しました。まちなかの史跡めぐり、働くをテーマとした講演、街道の掃除などを行いながら街道をめぐる「日光街道まちあるきてらこやコース」、ただひたすら、街道を5日間で歩きとおす「日光街道徒歩行軍」、人に地域に環境にやさしい社会をつくるをテーマとした「グリーンフェス」。今年も社長さんや新入社員の方、学生さんまでたくさんの方々に参加して頂きました。

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日頃の行いが悪いせいか、初日は大雨の中でのイベント開催となりました。それでも、朝早くから1人も欠けることなく参加していただいたこと、そして、全員が、大雨にうたれ寒いのにも関わらず、笑顔で「楽しかったですよ!」といっていただいたことは、私としては何よりも嬉しかったです。


出発式では“この雨の中をいかに楽しく歩くのか”、弊協会のクレドにしたがって皆で発表し合い、参加者からは、「今日の雨は、かえって、初日にふさわしいシチュエーションですね!人生も仕事も楽しい状況ばかりでない、それをいかに工夫して皆で楽しむかが大切ですね。」といった前向きな言葉がたくさん聞こえてきました。

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今回のイベントでは、日光街道の歴史上の偉人について勉強することも、「日本の未来の働くを考える」うえでの大きなテーマの一つでした。日光街道は、徳川家康、吉田松陰、松尾芭蕉、二宮尊徳など偉人達の“働く”を勉強し、体感するのに最高の街道なのです。


歴史ガイドの酒匂先生による歴史クイズを答えながら街道を歩くという企画、中でも印象的だったのは、松田松陰が処刑された場所である十思公園でのガイドとワークです。

吉田松陰の留魂録、自分のこの身が、滅んでも魂だけは、弟子達の心に残るはず、弟子達よよろしく頼むというこの吉田松陰の死生観は、参加者の心を打ち、その後、吉田松陰にならい辞世の句を皆で考えるというワークを行いました。最初は戸惑っていた参加していた学生からは「改めて、社会にでることの心構えを学んだ。働くとは、生きることなのだ」との言葉をいただきました。


次に、雨の中でのワークショップ、リピーター率9割を誇るCWRというワークショップです。このゲームでは、チームワーク、ゼロベース思考、柔軟性、状況判断力などを、チームで問題を解きながら体感してもらいました。


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今回は、雨だったせいか、皆さん判断力低下状態。しかし、優勝したチームは、そのような中でも冷静に一丸となって問題を解くことに専念していました。参加者からは、「いつどんな状態でも心を整えておくことの大切さを学んだ」、「学生さんの柔軟なものの見方、反省させられました」との感想をいただきました。

一方、日光街道徒歩行軍チームは、日本橋から草加までの約20キロをゴールに向け土砂降りの中をひたすら歩き続けました。雨で口数が、少なくなる中、わざと元気をふりまく人、沿道の掛け声、靴も服もズブ濡れ状態だけど、なぜか心は、晴れ晴れとしていました。

参加者の皆さんは、どんな思いで、この雨の中の行軍に参加したのでしょうか?
去年に引き続き連続での参加で「就職もきまり、今年は、違った見方で、このイベントに参加し、社会にでる心構えを多くの人たちとの出会いの中から学びたい」といっていた学生さんや、初参加で、終始にこやか元気いっぱいだった60歳を超えての参加者の方、また、「今回、初日だけ参加し、後半は、距離も倍の40キロ超なので、参加するかどうか迷っていたが、吾妻商事さんの、小出リーダーや、皆さんの元気に励まされ楽しく参加できた。ぜひ、次も歩けるかどうか分かりませんが、参加したい」などの嬉しい感想をたくさんいただきました。


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懇親会では、行軍チームもてらこやチームも皆で、ゴールしたことを讃えあえ大いに盛り上がりました。
今日一日をメンバーと讃えあうバックフィードバックというワークショップを行い、みなでおいしいお酒をいただく最高のひと時。その中で、私自身が、嬉しかったことは、弊社で、今年、1年目の新卒社員の件です。 彼女は、学生の時からこの日光に携わりこの日光が縁で弊社に入社した社員です。

*懇親会にて、振り返りワーク「バックフィードバック」で感謝と思いをこっそり伝えます。
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毎年参加してくれる何名かの参加者が、彼女のことを覚えていて口々に「顔つきが変わった。すごい成長した。あんな良く気づく、笑顔が綺麗な人になるとは、見違えるほどだ」と言ってくれたこと。
そして、その中の1人、昨年、今年と参加者の学生さんが、「彼女の成長を見て、僕も御社に就職したい、僕も彼女のように成長したい」といってきてくれたことです。このイベントで、知らないところで、ひっそりと誰かが、誰かに勇気を与えているのだなあとこのイベントを続ける意義と励ましをいただきました。





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