「人事を制する者は経営を制す」

第一回さくらWORKS わくわく交流サロンを実施しました。


10月3日(月)、“第一回さくらWORKS わくわく交流サロン”が開催されました。今、社会的な問題を新たな事業を起こすことによって解決しようとする「社会起業家」が注目を集めています。

今回第一回目となった“わくわく交流サロン”では、毎回、地域や環境、社会の為に様々な活動を行っている経営者・企業家等をゲストスピーカーとしてお招きします。

今回は、記念すべき第一回目のゲストスピーカーとして株式会社大川印刷・代表代表取締役社長・大川哲郎氏にお話していただきました。


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第1部では大川社長による基調講演、“人と社会と環境にやさしいグリーンな活動を目指す”というテーマでお話し頂きました。

そして第二部では、引き続き大川哲郎氏にご出演いただき日本ES開発協会会長矢萩大輔さんとの対談が行われました。


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まずは第一部、大川印刷がどのような思いでどのような活動を行っているのかについてお話していただきました。大川印刷では“エコライン構想”という取り組みを行っているそうです。印刷会社の仕事のうち営業からトラックでの発送まで、つまり最初から最後まで一貫して環境に配慮して行こうという試みです。具体的にはインクに使う石油系溶剤の無使用、持続可能かつ合法的な森林認証紙の利用、赤ではなくオレンジを使うなど色覚障がいをもった方などへの配慮などの活動を行っているそうです。


“印刷は目的ではない、印刷の先に目的がある”、“印刷を通して社会を変える”全ての業界と関わりを持つことができるという印刷業界ならではのメリットを活かし、大川印刷では環境・高齢化社会・医療などの社会問題に印刷を通して関わっていっています。


お話していただいた中に、宗教上、食することができない食べ物がある方の為に、飲食店などで食材を絵文字で表示するといった活動がありました。

食材を絵文字で伝える食材ピクトグラムを説明する大川社長
食材を絵文字で伝える食材ピクトグラムを説明する大川社長

これは大川印刷とNPO法人が協力して実現した取り組みで、本当に“思いやり”にあふれた活動だなと感じました。

第二部では、本業を通した社会貢献活動を行っている大川社長、“日本の未来のはたらくを考える”“ミッションをもったカッコいい大人を世界中に増やしていこう”というテーマのもと活動している日本ES開発協会の矢萩会長の対談を通し、“働くとはなにか”“仕事とは何か”について考える場となりました。


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これまでのお金で人が動く社会から、お金以外の価値観で人が動く社会へ。“思い”や“感謝のこころ”から人が動く社会へ。“仕事そのものが社会貢献”、働けば働くほど社会の為、人の為になる、そんな働き方をする人が増えていけば日本の未来は明るいと感じました。究極を言えば“利他ではなく利己”、人の為に働いて自分が幸せになる、自分の幸せの為に社会貢献を続けていくという働き方ができれば最高だと思いました。


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最後の大川社長からのメッセージでは、東日本大震災の際にニュースから流れてきた奥様の話がありました。“もう、何もいらない”。家族と再会することができた奥様の口からこぼれた言葉だそうです。“自分にとって本当に大切なものは何か?”今一度、自分にとって本当に大切なものは何かを考えたうえで10年後20年後の理想の未来を想像する。そして、今から出来ることをコツコツと継続していけたらと思いました。





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