「人事を制する者は経営を制す」

第一回「グリーンなカタリバ」を開催しました。


6月17日、日本ES開発協会のイベント第一回「グリーンなカタリバ」が開催されました。

※台東区民新聞 平成23年7月5日号に掲載されました。
台東区民新聞7月5日
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今回のテーマは『日本の未来の“はたらく”を考える』で、一部は仙台ご出身で児童文学作家の光丘さんをお呼びし、「読み語り」をしていただきました。


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第二部はワールドカフェを行いました。
ワールドカフェとは、“カフェ”にいるようなリラックスした雰囲気のなか、参加者が少人数に分かれたテーブルで自由に対話を行い、ときどき他のテーブルとメンバーをシャッフルしながら話し合いを発展させていくことです。


第一部の読み語りでは、主人公の鬼が人をたべるつもりで村にやってきたが、優しい人達に囲まれているうちに、周りの人を愛しんで、思いたべることができなくなってしまったお話です。


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鬼であっても、出会った人や周りの環境により、「つながり」ができ、優しい心を持つことができるということを、再認識できた素敵なお話でした。これは普段私達が伝えたい、人間性とは何かとも共通する命題であり、人間と動物との違いは何かを今回は、考えさせられました。出会いや環境で人の心は育つということを改めて再認識しました。

また、光丘さんは、今回の東日本大震災の時、地元の宮城で被災し、その後、沿岸部の被災地域を訪問しており、現地のお写真とともにお話を聞かせていただきました。

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また、光丘さんの仕事として、
子どもたちの笑顔を増やして希望を持たせたいという使命を持って、お仕事をしている姿を見て、私は身が引き締まる思いになりました。

私も働く人が今何を求めているのか、本当の優しさとは何なのか、改めてESという従業員満足の本当の意味を考えていかなければならないと感じました。

最後に読んでいただいたのは、「ゆずちゃん」という絵本です。
この絵本は、光丘さんと同じように使命を持って、阪神・淡路大震災の後に絵本をまとめた方の作品を読んで頂き、第一部が終わりました。

主人公の女の子は、風船が大好きで、将来は風船屋さんになりたいというゆずちゃんが地震により亡くなってしまうお話です。


*準備中-たくさんの風船を膨らましました-
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会場には物語にも出てくる風船をたくさん飾りました。

また、読み語り中はキャンドルを会場中に灯していました。
今回キャンドルを灯した意味は2つありました。

一つ目は、鎮魂。二つ目は節電でした。
終始キャンドルを灯しての空間は心が落ち着くとともに、読み語りに集中することができ、会場全体がゆずちゃんの思いで、いっぱいになりました。

第二部では、ワールドカフェを行いました。
ワールドカフェとは、“カフェ”にいるようなリラックスした雰囲気のなか、参加者が少人数に分かれたテーブルで自由に対話を行い、ときどき他のテーブルとメンバーをシャッフルしながら話し合いを発展させていくこと。


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その考え方や方法論は世界中に普及し、ビジネスや市民活動、まちづくり、教育などさまざまな分野で活用が進められており、弊社でもこれまで越後湯沢の旅館組合や、クレドを導入した会社など、様々な場面で実施してきました。
私は、初参加でしたが、私のグループでは自分よりも目上の方ばかりでした。が、年齢やその人の社会的地位等をはずして、素直な意見交換が出来るのが、このワールドカフェの特徴です。


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また、普段なら話した事のない人の率直な意見を聞ける場というものに触れたことがなかったので、貴重な体験でした。

今回のワールドカフェのテーマは、『15年後の理想の社会はどうなっていますか』です。

*メッセージ
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例えば私のグループではこんな意見がでました。
今回のワールドカフェで出た意見としては、日本人が世界の国々とは異なり持っている良い文化を継承していき、それらを無くさない社会・真に大切なものだけが残るシンプルな社会が15年後の理想な社会なのではないかという意見でした。
例えば、昭和の時代にあった「正直さ」「勤勉さ」「思いやり」等がでました。

そして、特に印象的だったのは、「日本人がこれで終わるわけがない!!」という意見でした。
なぜなら、日本人は「誇り」「根性」があります。現に、戦後も目覚ましい復興をしてきました。
それを今の時代にも活かせていけたらと感じたからです。

皆様の15年後の理想の社会はなんですか?
考えてみると難しい問いだと思いますが、是非想像してみてください。


また、会場には宮城県・岩手県からお野菜と地酒「鳳陽」(宮城県産)「ゆめほなみ」(岩手県産)を仕入れました。


*募金頂き、ありがとうございました!
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来場され、募金された方々が喜ぶだけではなく、東北に少しでも思いが伝わればと思います。特に地酒は大人気ですぐになくなってしまいました。
また、ゲストの光丘さんは、宮城県の日本酒「浦霞」とそれに合うチーズを会場の皆さんに、おみやげでいただきました。
光丘さんありがとうございました。


第一回「グリーンなカタリバ」に参加して感じたことは、未来に向けて自分に何ができるか、どんな仕事が出来るか、どんな人になっていきたいか真剣に考え、高い志を持っている方々が集まる場でした。
これからも「カタリバ」を継続して行い、高い志を持つ人が増えていき、新たな仲間が増えていけばよいと思っています。

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光丘さん本当にありがとうございました。
御来場してくださいました皆様本当にありがとうございました。

また、次回の第二回「グリーンなカタリバ」でお会いしましょう。





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