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 先日、日本経営合理化協会主催の「取締役の労務管理」のセミナーの講師を務めました、有限会社人事・労務の瀧田です。 労務トラブルは、一旦起きてしまうと、通常の仕事ができなくなるほど、時間も気力も奪われることになります。今回のセミナーでは、そんな労務トラブルを防ぐためのポイントをお話しました。 
 
 まず初めに、取締役のための「従業員の雇用~退職」の正しい知識とトラブル防止策として、労働相談、個別労働紛争件数のデータを基に最近の紛争の動向について説明いたしました。トラブルの内訳が就業形態によってどう変わってきたのか、会社を訴える社員はなぜ増えているのか、労働問題で監督署の是正勧告、裁判となった事件を実際に受けて解決した実例を挙げて解説いたしました。 次に、労務管理に無関心な取締役でも、これだけは押さえておく基礎の基礎についてお話いたしました。・雇用の際に守らなければならないこと
 ・採用面接の方法
 ・使用者と労働者の違い、執行役員とは
 ・賃金を決める時に気を付けること
 ・最近多い精神疾患の従業員への対応
 ・解雇はほんとにできるのか
 ・紛争解決の種類と特徴について
 など法律をもとに説明し、トラブルにならないようにするための方策、また実際にトラブルになった時の対応方法について解説しました。
 
 また、労務トラブルが勃発!会社は、取締役はどう対応し、解決していくのか、そもそも労務トラブルが起きないようするためにはどうすればよいのか。最近の労働者がトラブルを起こすのは、給与が安いとか、未払い残業があるということではなく、それは表面的なことであって、本当は仕事そのものに魅力を感じていないのだということ。それをES(従業員満足)という視点からお話しました。 
 最後に、最近急速に広まっているソーシャルメディアについてその労務管理上のリスクと対応策について説明を致しました。
 今回のセミナーの内容は、取締役の方にとっては切実な問題で、セミナー中も質問があとを絶たない状況でした。皆様の会社の労務管理の参考にしていただければ幸いに思います。
 
  
 学生インターンをしています、山本です。先日、弊社の中尾が「農業ビジネス」をテーマにしたセミナーの講師をするので、
 お手伝いに行ってきました。
 
 TPP問題について勉強中であり、東北出身の私にとって非常に興味のあるテーマでした。
 受講者の方々も講師である中尾さんの話の内容に終始興味を示していらっしゃいました。
 農家の取り組みの実例を聞く中で、今後は自主性を持つ農家を増やすことが重要であると改めて考えさせられました。
 「ローソンストア100」では農業生産法人で栽培した野菜を販売しているというお話や、地域と農家が連携し、ブランド力ある商品を提案、生産しているというお話が非常に興味深かったです。日本の農作物のブランド力や味は非常に高いという意見も出ていました。農業がビジネスとして活発になるとで、子どもたちが本当に美味しく、栄養たっぷりの食事を取って、身体を作っていくことが出来ると思いました。
 食育や健康志向の高まる現代においては、農業ビジネスは大変画期的であると思います。
 
 セミナー後の質疑応答、議論の中で「農業を活性化することが日本の自然と食を守ることに繋がる」というお話が出ました。 若い人たちが農業に目を向けるということは日本の将来を考えることでもあり非常に意義があるということがわかりました。 
 国内だけではなく国外に発信することの重要性についても活発な意見が出ていました。広い視野で農業を見直すとたくさん可能性が生まれて来ます。
 後継者不足で農家が衰退していく現状を東北に住む中で間の当たりにしてきました。 
 
 今後農業が盛り上がり、農家も地域社会も元気になれるよう、今回のセミナーを受けてまずは「食」と「自然」について普段から自分なりに考えていこうと思いました。
  
 全国中小企業団体中央会から「2012年版 賃金・労務ガイドブック」が発売されます。
 「2012年版 賃金・労務ガイドブック」では、有限会社人事・労務の矢萩、瀧田、本領、山中が
 テーマを分けて執筆しました。
 
 この『賃金・労務ガイドブック』は、
 全国中小企業団体中央会が、毎年、
 全国の中小企業にアンケートを実施した結果を
 集計した資料を一般に公開しているものです。
 数あるアンケートの中で、中小企業に特化した貴重な資料であり、
 私どもも、お客様に中小企業の実態をお伝えする
 情報源として活用させていただいています。
 毎年、弊社では、この『賃金・労務ガイドブック』の一部の執筆を担当させていただいています。
 今年、矢萩は、新卒採用やキャリア、アウトソーシングについて担当いたしました。
 また、能力開発については、
 従来の人材育成の観点とは別に、ESという視点で、
 従業員からみた自己のキャリア開発や能力育成が
 必要であることを書かせていただきました。
 瀧田は、高齢者や外国人雇用、評価制度、労使協定・労働協約・労使協議制、男女雇用均等待遇を担当しました。
 特に、外国人雇用では、増加の一途をたどる外国人雇用数の
 実態をご紹介するとともに、外国人を雇用する際に届け出の義務
 について書かせていただきました。
 本領は、労働時間や時間外労働、また、震災復興など、非常時の備えについてを担当しました。
 労働時間では、景気の悪化と健康問題への対応により、
 どのように変動しているのかを、厚生労働省の資料を元に
 解説をさせていただきました。
 山中は、メンタルヘルス、初任給、
 休暇・休業、社会保険、公的年金を担当しました。
 メンタルヘルスでは労災認定基準の見直しもあったことから
 企業が今後メンタルヘルス対策にどのように取り組んでい行けば
 いいのかを書かせていただきました。
 これ以外にも、地域別・職種別賃金、昇給の実施割合、有給休暇の付与数など、中小企業へのアンケート結果を取りまとめたデータ集も巻末に納められており、
 中小企業の実態を知る貴重な資料だと思います。
 中小企業の実態を把握したい人事・労務担当者、経営者の方には、是非、お勧めの1冊です。
 *お申し込みはメールにて*冊数、送付先ご住所、お名前をお送りください。
 有限会社人事・労務 info@jinji-roumu.com
 
  
 2月16日(木)、行政書士中尾が、YES-36主催のセミナーにて農業ビジネスの講師を行います。テーマは「新ソーシャルビジネス~農業ビジネス」についてです。 日本の農業は家族経営の個人事業が大半を占めており、かつ、農家同士が閉鎖的であることから、情報交換が少なく、互いのノウハウを公開しないことから、個人での発展の可能性はあるが、「農業」という業界自体が発展しづらい仕組みとなっています。
 
  前回の農商工連携についてのセミナー「農商工連携を通し、会社も農業もWIN-WIN」の時の様子
 これらを是正・改正・改革していかなければ、日本がTPPに参加するか否かを問わず、日本の農業は衰退の道を辿るのではないかと考えています。そこで、今後の日本の農業はどのように展開していけばよいのかについて、お話させて頂きます。 前回、2011年11月25日(金)の際には、農商工連携認定事業のワイズティーネットワーク株式会社代表取締役社長にお越し頂き、一緒に、農商工連携についてのセミナー「農商工連携を通し、会社も農業もWIN-WIN」を開催致しました。
 今回は、横浜で50年続く、YES-36の皆様にご協力頂き、セミナーを開催させて頂きます。農業法人や農商工連携等国の施策が変わってきている今だからこそ、お話しなければならない事柄だと考えております。
  
 先日、石井造園株式会社・石井社長のお話を伺いに大船へ行ってまいりました。 毎年、地域の方も招いてCSR報告会を開催するなど、社員参画でCSRを推進し継続している石井造園さん。 
  石井造園株式会社 石井社長と金野リーダー
 活動当初は色々と大変な面もあったのでは?継続するために何か特別な事を行なっているのでは?など色々と質問をさせていただきましたが、「社員とのコミュニケーション・信頼関係が全ての基本であること」
 「”良いこと”をやりぬく本気度をトップが示すこと」
 「インターンシップや障がい者雇用は、”自分たちが成長させてもらう”というおもいで行なっている」
 等、まさに”ESを軸とした組織づくりで持続的に成長する”ということを実現・実践している姿を目の当たりにし、ES推進の観点からもとても勉強になりました。
 
 「クレドの導入」など、ES推進の取り組みをスタートする際、社員を動機付けするのに時間がかかったり抵抗感や反発心が生まれたりすることがあります。ましてや、地域活動など社外の場に参加しよう・新たなココロミに取り組もう、といった場合は、はじめの一歩を踏み出すまでが大変。
 けれども、その一歩を踏み出してアクションを起こすと、そこに参画したメンバーの力が相乗効果を生み出し、自然と皆がモチベーション高く取り組んでくれるようになります。 「ついでに、無理なく、達成感のあるCSR活動」というおもいで、本業を通じてできることを小さな活動としてコツコツと継続している石井造園さん。ES経営を頑張る多くの企業に、この石井造園さんの取り組みや石井社長のおもいをしっかりと伝えていこうと強く感じました。
 具体的な取り組み例などは、4月23日の「さくらWORKSわくわく交流サロン」でもお伝えする予定です。 どうぞお楽しみに。
  
 2012年度日本ES開発協会Good job プロジェクト活動報告書が完成致しました。 
 
 今回特にみなさまに見て頂きたいのは、たくさんの参加者の感想です。
 特に学生や企業協賛の参加者のみなさまの熱い思いが数多く、載っています。本当に多くの方にご参加頂くことができたことを、改めて実感できます。 例えば『「仲間を思いやる気持ち」「感謝の気持ち」「つながりの大切さ」などたくさんの気づきと共感を得ることができました』や『感謝というものを、応援される側になることによりはじめて気づくことができた』、『おもてなしの心に触れられたのは、大変感激』など、みなさんの温かなコメントを是非見て頂きたいです。 
 また、特別編として、日光東照宮へ向かう知られざるもう一つの挑戦!自身のクレドの達成が自信へと繋がる~例弊使街道101km完歩に挑戦~のコーナーも是非ご覧になってください。株式会社三交社の松本常務の知られざる道中の思いも必見です!
 今年は日光街道のイベントは5周年!昨年よりも熱いイベントにしようと本協会も動き始めています。そこで、今年も早速、本協会のコンセプトに賛同して頂ける熱い企業・団体・学校の皆様のお手伝い大歓迎です。そして、Good jobプロジェクト推進メンバーとして毎週、11月の本番に向けて準備に参加して頂ける方、グリーンフェスに出店してくださる学生、企業、団体様を募集致しております。
 たくさんの仲間をお待ちしております。http://www.jinji-es.com/
  
 第1弾に引き続き、弊社が、協力させて頂いています「感動する仕事!泣ける仕事!」が、2月4日、株式会社学研教育出版から発売されました!社会貢献をテーマに、困難を乗り越えた体験、仲間との協力、使命を感じた瞬間などのエピソードを紹介している書籍で、全8巻となっています。 
 
 この本では、農場を若い女性のみで経営している山形ガールズ農場の菜穂子さんや葉っぱを商品として販売する「葉っぱビジネス」」を営む横石知二さん、2007年、ニューズウィークで「世界を」変える社会起業家100人」に選ばれている病児保育を経営している駒崎弘樹さんなど、様々な職種の方が、それぞれの使命や歩んできた経緯、感動秘話等が載せられています。 特に山形ガールズ農場を営む菜穂子さんのお話は、手間暇をかけた農作物が売れない現状や若者就農者がいない難点、嫁のもらい手がいない状況等、現代農業の問題点を女性ならではの観点から、解決しようと農場を営んでいることに感銘を受けました。私達も日本の農業の組織作りに力を入れており、菜穂子さんの考えや働く姿勢など多くのことを学ばせて頂きました。 この書籍は私達のテーマである「日本の未来の“働く”を考える」という観点から、日本ES開発協会も協力させて頂きております。様々な職業人がなぜこの仕事を始めたのか。どのような夢や使命を持って働いているのかが、お子様でもわかるように記されています。とっても読みやすいので、是非お手に取って見てください。
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