「人事を制する者は経営を制す」

「社会によろこばれる会社」ってどんな会社?


「社会によろこばれる会社」とはどのような会社だろうか。
これは、私が先日出席した社内会議の議題です。

社会によろこばれる会社・・・
例えば、社会問題に積極的に取り組んでいる会社の事でしょうか?

あるいは、お客様の満足度が高い会社の事を
指す場合もあるかもしれません。
テーマが広いという事もあって、
様々な意見が飛び交い会議はどんどん熱を帯びていきました。


しかし、そもそも「社会がよろこぶ」とは
一体どのような状態なのでしょうか?

世の中がお金や物で溢れていて
どんな情報でもすぐに手に入るという事?

確かに、お金や物、情報と言ったものは
皆が欲しがる訳で、貰って嬉しくないことはないでしょう。

しかし、それらであふれた状態が「社会がよろこぶ」ということであれば
今、社会はそれなりに「よろこんでいる」といえるでしょう。

しかし、本当にそうなのでしょうか。

これはいつもうちのボスが言っている事でもあるのですが、
昨今、お金や物を中心にした資本主義のルールから、
「共感」によって市場の意思決定が行われるような世の中
へと変わってきています。

すなわち、価格の低い、高性能な商品から売れていくような時代から、
商品が持つストーリーや生産者の志への共感、
自己投影によって商品が売れていく時代へと大きな変革が起こっているのです。

このような共感を得て、「この商品が欲しいから」ではなく
「この会社がつくったから」と言ってくれるファンの存在が
これからの組織には必要で、組織自身がブランドに
なっていく時代であるということです。

自分が共感できるものや出来事によろこびを覚える社会において、
「社会によろこばれる会社」になるためには、
経営者はもちろん、その会社で働く人間それぞれが、
自分の仕事に誇りを持っている事が必要です。


それは、具体的にどういうことでしょうか?

環境に配慮した商品を扱う事、本業を通じての地域活性、
あるいは社員の社会貢献活動を支援する制度を
取り入れている会社であるという事・・・

答えは一つではないのでしょう。

それぞれの立場や職種によっても
出来ることは変わってくるかもしれません。

ならば、私や私の会社のメンバーは、
コンサルティング会社として「社会によろこばれる会社」を
創るために何をすればいいのでしょう。

実はこれは、次回会議までの私の宿題なのです。

皆さんは「社会によろこばれる会社」を目指すために、
どんな事をしていますか?

そして、これからどんなことをしていきたいですか?





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