「人事を制する者は経営を制す」

“介護業界全体の底上げ”


こんにちは、インターンでお世話になっています、大澤です。

先日、介護サービスの株式会社いきいきらいふ 代表取締役 左 敬真さんと、
有限会社人事・労務 新潟オフィスの齋藤さんの対談があり、お手伝いに行ってきました!


株式会社いきいきらいふ 左社長
*株式会社いきいきらいふ 左社長

左さんは、”介護業界全体の底上げ”という大きなビジョンのもと活動されています。
左さんが介護業界に興味を持ったのは学生時代、当時の施設をみて”50年後に自分もこんな施設に来るのか”と思われたそうです。


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それからボランティアを始め”福祉とはなにか”を学ばれました。その中で当時の職員の目から作られた施設を改め、サービス業としての介護、”自分が受けたい、家族に受けさせたい介護”をカタチにするために起業されたそうです。


今の日本にある精神的貧しさ。自分の親を不幸せにして自分が幸せにされるはずがない。また、今の高齢者の姿は数十年後の自分の姿かもしれない。

そう考えると、今の日本における高齢者の幸せは国民すべての幸せとかかわっている。一人でも多くの高齢者の方々の幸せをカタチにしていくことで、日本はより豊かな国になると信じています。

そして、その幸せをカタチにしていくことのできる仕事が介護の仕事です。いきいきらいふスパというデイサービスのお話をお聞きする中で、きっとお客様に喜ばれているだろうなと感じました。それは、そこからは”介護”という言葉が持つマイナスのイメージを感じなかったからです。”自分も行ってみたい”家族に行かせてあげたい”と思える施設、介護がいま少しずつ広がってきていることをうれしく思いました。

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介護業界のイメージについては大きく2つ。一つは、介護を受けるひと、家族が介護をうける人からのイメージ。”自分が受けたい、家族に介護を受けたい介護”をカタチにすることで、親に介護を受けさせることが”親孝行”だと思えるレベルまでイメージを変える。もう一つは、介護業界で働きたいと思っている人からのイメージ。

介護の仕事に心から喜びを感じる人にとっては、介護の仕事を物心の両面から豊かになれる最高の仕事にする。介護業界で働きたいと思っている人が迷わず介護業界に飛び込めるよう働く環境を整えていく。


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左さんが目指すは介護業界全体の底上げ。左さんが夢を語りビジョンを伝えビジネスモデルを示し、良いと思うところを他の企業が真似をする。
そうやって、介護業界全体が良い方向に動いていけば日本の未来は明るいと思います。”社長の仕事は夢を考えること”と左さんがおっしゃっていました。

過去は変えられないけど未来は変えられる。だとすれば徹底的に理想を描き、思いをカタチにしていく。夢を描くことの大切さを改めて感じた瞬間でした。






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日本ES開発協会の委員会が行われました。


こんにちは。インターンの原田です。

先日、日本ES開発協会の広報委員会と実行委員会の合同委員会が行われ、私も事務局として委員会に参加させていただきました。

まず初めにJES宣言が行われ、JESメンバーとして、“社員と企業の成長が共存する社会”、“人財力を基盤とした社会”、“元気で思いやりのあふれる社会”を築くために率先して行動することを皆で宣言しました。


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次に、矢萩会長からの挨拶。話の中で特に印象に残っているのが、これから目指すべきビジネスモデルとしての“より良いものをそれなりの価格で販売する”という考えと、“いま元気な国は女性の社会進出が進んでいる国である”という話です。どちらもとても共感できる内容でした。

前者については、話を聞きながら“いいものとは何か”を考えさせられました。毎年モデルチェンジをし、流行の変化を楽しむのも良い。しかし、去年も今年も3年後も、10年後だって“カッコいい”といわれるものこそ本物なのではないではないか。丈夫で機能的で最高にかっこいいもの。“良いもの”を選び大切に使うことは最高のエコであるし、作り手としては最高のものを作っているという“誇り”にもなる。もっともっと“良いもの”が社会にあふれ、やさしい社会になればいいな、と話を聞きながら考えていました。


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もう一つ、女性の社会進出が進んでいる国がいま元気だという話については、日本はまだまだだなと感じました。仕事か家庭かを選ばなければならないような状況がまだまだあるように思います。少なくとも今の日本が、若いうちに結婚をし、子育てをしながらバリバリ働こうと誰もが思える社会であるかというとそうではありません。女性の力を借りたいならば、女性を支える環境を作る。企業がもつ“やさしさ”や“思いやり”をカタチにしていくことが従業員満足を追求するということであり、まだまだやっていかなければならないことはたくさんあるなと感じました。

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そして会長の挨拶後、各委員会に分かれて話し合いが行われました。実行委員会では、8月21日に行われる“第2回グリーンなカタリバ”について、広報委員会では9月に出版される“エンパス”の企画について話し合われました。

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広報委員会ではスカイプをつかい離れた場所にいる人も会議に参加するという新しい試みが行われました。そのようにして皆で協力し一緒になって一つのものをつくりあげていこうとする姿には少しばかり感動してしまいました。そこまでやって一生懸命に取り組んでいるのですから、きっと良いものができると信じています。第2回グリーンなカタリバと9月に発刊されるエンパス、どちらもとても楽しみです。私も少しでも力になれるよう頑張っていこうと思います

JES委員会の皆様、当日は大変お疲れ様でした。
これからもよろしくお願いします。







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吾妻商事さんのボーリング大会に参加させていただきました!


こんにちは、今インターンシップでお世話になっています、大澤です。

先日、いつもお世話になっている吾妻商事さんのボーリング大会に参加させて頂きました。当日は100名近い方が参加され、ボーリング場を貸し切っての大規模なボーリング大会でした。

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始めの小出専務の挨拶の時から会場は大盛り上がり、
いざ試合が始まると、会場はずっと歓声と笑い声に包まれていました。


私としては、初めてお会いする方がたとのボーリング、人生で3度目のボーリングと正直不安な気持ちもありました。

しかし自分のレーンに行ってみると、皆様明るくて元気でやさしい人ばかり、試合の前にはボーリング以外のことについてもお話する時間もあり、ほっとした気持ちでボーリングの試合に臨むことができました。


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ボーリングの時間は本当にあっという間に終わってしまいました。いま、どうしてガーターを連発していた私が最後までボーリングを楽しめたのかと考えてみると、私の周りにいた方々は皆、自分が楽しむだけでなく周りを巻き込んで楽しんでいる方ばかりだったからなのだと感じました。


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様々な分野でご活躍されている方が集まる会ということで、普通の学生生活を送っていては絶対にお会いすることができないような方にお会いし、お話を聞き、そして一緒にボーリングを楽しむということはとても刺激的でした。

ボーリング後の懇親会も大盛り上がりでした。にぎやか過ぎて話している声が聞こえないほどでした。表彰式ではみんなが羨む素敵な商品からちょっぴりあやしい商品が次々と渡され、拍手と歓声、笑い声に包まれていました。


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*私も入賞し、景品をいただきました!

今回、参加された方を見ていて感じたのは、とにかく皆様パワフルだということ。
本気で遊び、本気で楽しんでいる大人の姿を見て、すさまじいパワーを感じました。
きっと、仕事で本気になれる人は、遊びも本気なのだろうなと感じました。

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*懇親会の様子


そして、“仕事も遊びも本気になって楽しむ大人”ほどカッコいい大人はいないなと感じました。


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*先輩は、ぞろ目入賞で遊園地のチケットをあてました。

“日本にはカッコ良くて素敵な大人がたくさんいる”ということを実感することのできるボーリング大会でした。自分も、ただのつまらない大人ではなく、遊びも仕事も本気で楽しむパワフルな大人になりたいと思います。そのためにも、“カッコいい大人”の方々との出会いに感謝し、つながりを大切にし、いい刺激を受け続けていきたいです。

今回、このような素敵な会に参加させていただけたことに心から感謝しています。ぜひ、来年も参加させて頂きたいです。






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越後湯沢に「都会からの”第2のふるさと”をつくる」というビジョンを掲げ次回プレ開催に向け話し合い


「“目には見えない大切なモノ”に気づく感性を養う研修」
―そんなテーマを掲げた研修プランの実施に向けて、打ち合わせをしてきました。

場所は、越後湯沢。

東京とは比べものにならないほど爽やかな風が吹き、緑豊かな景色が
広がる越後湯沢で、日頃から顧問としてお付き合いのある
「越後湯澤 HATAGO井仙」さんにて、話し合いを行いました。

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この研修プランのコンセプトは3つです。
1、”目には見えない大切なもの”の存在を知り、感性のアンテナを高める
2、日本のふるさとに存在する「縁」「結」の大切さを体感する
3、都会で働く人たちにとっての”第二のふるさと”を創造する

越後湯沢は、上野から新幹線で約1時間で行ける近さ。
そして、駅前の旅館街からさらに進むと、冬のスキーはもちろん、温泉や
トレッキング、登山、蔵づくりの街並みなど、春夏秋冬四季おりおりの
楽しみ方があるのです。

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今回は、そんな越後湯沢の魅力を盛り込み、さらに「体で感じる」野外
での学習カリキュラムを取り入れることで、越後湯沢に「第二のふるさと」
として愛着と誇りを感じながら、感性のアンテナや人間力を養う場として、
組み立てられればと考えています。


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企業の価値・社員の幸せの度合いをはかるモノサシとは、一体どのような
ものか?
今、多くの企業から問い合わせをいただくテーマです。

今こそ、目に見える「お金」だけではなく、働く誇りや感謝の念、まわりから
の承認、仲間とのつながりなど、
”目には見えない”部分を大切にした組織作りに注力していく必要があります。

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そして、豊かな自然や土地の歴史からの気づきを、職場の中での実践に
つなげられるよう、体を動かし体で学ぶ場作りをしていきたいと思います。






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「震災後のいまどき就業規則の作り方と労務管理」のセミナーを開催しました。


先日、産業経済新聞社7階会議室にて『震災後のいまどき就業規則の作り方と労務管理』セミナーをフジサンケイビジネスアイ主催で開催いたしました。


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第1部は、本題の『震災後のいまどき就業規則の作り方と労務管理について』をテーマに、お話させて頂きました。
冒頭では災害の経験から人事・総務部門が行うべきこととして災害へのリスクヘッジ、賃金などの支払いのルール、災害見舞金・災害休暇の見直しについて説明し、その後節電時の労務管理についてお話いたしました。
 


特に今回は各社頭を悩ましている、サマータイム制の導入や所定休日の変更などについて実務上の問題となるポイントについて説明し、震災後の今だからこそ使える助成金(雇用調整助成金、被災者雇用開発助成金、若年者等正規雇用化特別奨励金)について紹介いたしました。


 
次に、今の日本の会社の現状はコンプライアンスやリスクヘッジといった内向きの考え方が、強すぎて会社を魅力のない所にしてしまっているのではないか。
 本当に強い会社は、社員の人間力の高い会社であり、人間力の高い会社を作るには従業員が働いていくうえでの意欲要因(やりがい、感謝されたい想い、社会とのつながり)などを高めていくことが必要となります。
 そのためには人間力を高めるための仕組みやルールが社会環境の大きな変化の中、ボランティア活動や社会貢献活動のルール、ソーシャルメディアの利用ルールなどが必要となってくるとお伝えいたしました。

 第2部は、震災後、今後の企業に求められること「あなたの会社に『ウェイ』をつくろう」についてお話いたしました。
 まず、震災後の今後の日本企業に求められることは、『共感資本』(爽やか、アクティブさなど人々がその企業に対して感じているイメージがもたらす目に見えない資本)を高め、人々が応援したくなるような会社になることが必要だと説明しました。


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次に共感資本を高めていくためには人・社会・環境への取り組みが必要でそのためには企業文化を育てていく必要があるとお話いたしました。
 そして、企業文化を育てるためには『クレド』(企業らしさを出すための人や組織の動き方、動かし方)を組織に浸透させる試みの必要性について話をいたしました。
 また、きずなを深める規程、就業規則をつくる為のツールとして私達オリジナルの試みの『ソーシャル・アクションルール』について解説させて頂きました。
今後、共感資本を高める企業文化を作るためには『クレド』を組織に浸透させ会社の憲法である就業規則を時代に合わせつくりかえ、活かし教訓にする為の『ソーシャル・アクションルール』を活用することの必要性をお話させて頂きました。

会場は、熱気に包まれ参加者の方達は非常に興味深く聴いていてくださったのが印象的でした。

アンケートでは『大変勉強になりました。ありがとうございました』といった感謝のお言葉や『とても勉強になりました。法令や実務上の事はもちろんの事、これからの働くという事、社会的な信条に対する規定など具体的でした。またぜひ開催していただければと思います』『高い人間力が企業の強みは同感しています。特に「ウェイをつくる」は興味深く拝聴しました』『非常にわかりやすく、勉強になりました。「はたらく」ということを考えるは特に共感しました。ありがとうございました』等の意見も頂き、私自身もこのテーマを自信を持って世の中に訴えかけていきたいと思います。

 セミナーを通じて一人でも多くの方が、『社員一人一人の人間力の向上こそが、強い会社をつくる』ということを本気になって感じて頂ければと思います。


*小冊子『ソーシャルメディア時代の会社ルールのつくり方』
詳細はこちら






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ホタル観賞


新潟に出張のあと、ホタルを観にいく。

場所は、雪国自然公園といって里山を、地域の方々がボランティアで保全し公園として運営している。

この日、7月3日が、ホタル観賞の特別拝観最終日。
里山のぬかるんだ林の道。カエルの鳴き声、草木の匂いが、忘れかけていた
少年時代を思い出させる。夜中に友達とカブトムシをワクワクしながら採りに行った
あの感動だ。

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今は、もっときらびやかな大きなカブトムシが世界中から輸入され子供たちの人気の的だとか?しかし、どんなに金色に輝く、大きなカブトムシでも、私が少年時代に捕まえたあの変哲のない堂々とした日本のカブトムシには敵わない。

友達と夕方、学校の帰りにカブトムシの来そうな木を見つけ出し、夜中に
待ち合わせをして興奮で眠れない思いをして、山の中に入っていく。

そして、夕方に仲間とめぼしをつけた木にかカブトムシを発見したときの感動は、
どんなきらびやかなカブトムシより優る。

そして、このカブトムシの木は僕たちだけの秘密の友情の木となるのだ。
目の前に繰り広がるホタルの乱舞をみながら、いまの子供たちに、消費以上の
大切なものを気づかせる場をつくるのは、われわれ大人の仕事ではないのかと思う。

お父さんが、着物を着せたこどもと一緒にホタルを観ている。







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第二回中原みんなの夏季セミナー 日本ES開発協会のイベント 第二回「グリーンなカタリバ」


8月21日、神奈川県川崎市中原区で、日本ES開発協会のイベント、第二回「グリーンなカタリバ」開催決定。


日本ES開発協会は「日本の未来の“はたらく”を考える。」
「ミッションを持ったカッコイイ大人を世界中に増やそう。」を使命に活動しています。

*第一回カタリバの読み語りの様子
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読み語りやワークショップを通して、老若男女関係なく日本の未来のはたらくとは何か、カッコイイ大人の姿は何か、皆で楽しくお話できる場に、引き続きしたいです。


第二回「グリーンなカタリバ」は二部構成の予定で、前半は絵本の「読み語り」、後半は「ワークショップ」を行う予定です。

お申込は・・・http://www.jinji-es.com/reikai/20110821.html

第三回は例年通り、勤労感謝にちなんで、11月に日光街道プロジェクトがあります。

テーマは「日本の未来の“はたらく”を考える。」です。
内容は、グリーンフェスと日光街道徒歩行軍・日光街道大清掃のイベントがあります。
前回のグリーンフェスでは、「人や社会や環境に優しい」をテーマにしたお祭りです。フェアトレード地産地消限界集落をテーマにした、日光街道にちなんだ野菜販売、コミュニティカフェ、ミニ動物園等を昨年は行いました。


*グリーンフェス
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日光街道徒歩行軍は、日本橋から日光東照宮に向けて143kmを歩くという過酷な状況の中で、仲間と共に歩くことにより、共他の大切さ、自己との戦い、感謝の気持ちを改めて感じてほしいと思い企画したものです。

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日光街道大清掃は、みんなで日光街道を歩きながら、花の種とゴミを交換しながら、清掃活動をし、地域の方々と触れ合い、地域の環境を大切にしていくというイベントです。

今年も、更に、皆さんと私達も大きな気づきを得られる場、グリーンフェスの内容は検討しています。
また同様に、日光街道徒歩行軍と日光街道大清掃は行う予定です。


その前段階としました今回の、第二回「グリーンなカタリバ」は、前回とは異なり、読み語りのときにバイオリンの生演奏が入る予定です。
より迫力のある演出になるのではないのでしょうか。
皆様楽しみにしていてください。

また、会場では前回に引き続き、東北のお野菜を仕入れて、募金して頂いた方にお野菜を提供いたします。
そして、日光街道沿いにあります、越谷で18代続いている農家のお野菜とお米もご提供できると思いますので、より、多くの方のお手元に届けることが可能かと存じます。
たくさんの方々にご来場していただき、東北の皆様を応援していきたいです。
宜しくお願いします。






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弊社取材原稿が載りました。


環境とCSRと志のビジネス情報誌オルタナに、弊社取材原稿が載りました。


*クリックして拡大
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私自身、このような環境系のビジネス雑誌に載ることは、本当にありがたいことです。

株式会社オルタナの代表取締役の森 摂さんには、感謝です。
 弊社のような、ソーシャルな考えを評論家として活躍している方はいます。
しかし、私たちは、弊社社訓である「修己治人」の精神のもと評論家で
終ってはいけない、実務家であり実践家でなければならないということを
常としています。
 

だから、オルタナのような雑誌に実践しているソーシャルコンサルティングファーム
として、記事にしていただいたのは嬉しい限りです。
 
いま、私たちは、「日本の未来の働くを考える」をテーマに、
日光街道の147キロを歩き通すプロジェクトをはじめ、街道のごみ清掃、そして、限界集落、
児童労働問題、地方の雇用問題をテーマに行われる勤労感謝イベントのグリーンフェス
などソーシャルな活動を行いながら自らも「日本の未来の働く」について
問い続けていきます。


そして、最近では、働くの原点は、「農」にあり。少子高齢化の問題が
先送りされる中、その解決策の一端は、ボランタリーの思想にあると思ってます。

介護業界、障がい者の業界もすべて、その根幹は、
弥生時代から日本の文化として根付いている協働の思想、お金を介さないボランタリーの
思想が、そこにあり、評論家の福田和也氏は、日本は、西欧社会と違って、コメ生産を

軸にした、農民社会としての本質的な原理を備えていると指摘しています。
 
 
これからの日本は、間違いなく介護や障がい者、そして、農の分野は、
日本の大切な産業であり、日本のいままでのお金やモノを中心とした
近代合理化の流では、うまくいかない分野です。
 
そもそも、この分野は、依然は、地縁、血縁の中で公共として日本では
行っていた分野であり、その分野そのものは、普通にお金を稼ごうとする
民間では、割に合わない分野だからです。

 
それゆえに、ここには、日本人としての仕事観が問われるわけです。
それは、古くて新しい、弥生人の仕事観こそが今求められており、
お金以上に大切な考え方は、体感して初めて分かるのではないでしょうか?
 
「ありがとう」、「たすかったよ」、「すごいね」といったことが、どれだけ
お金より大切なのか?
 
これからも、農業研修はじめ人事・労務のソーシャルコンサルティングファーム
として「人に社会に環境にやさしいグリーンな社会の実現」に向けて活動
していきたいと思います。
                                        






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新潟の長岡新聞に弊社執筆の「就業規則のポイント」が掲載されました


6月28日、長岡新聞に「労務シリーズ①就業規則のポイント」が掲載されました。

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*クリックして拡大


就業規則の作成に必ず盛り込まなければならない内容や労働基準監督署への届出方法等、が書かれています。


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*掲載記事を執筆した、新潟オフィス 齋藤 恵


労働関連法規の頻繁な改正、未払い残業の請求や私傷病社員への対応等、労使トラブルが増加の一途を辿っているものの、法律条文にとっつきにくく手つかずになっていらっしゃる事業主も多いと聞きます。

ご参考にしていただければ幸いです。






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企業文化を育てるつながりインタビュー


6月15日、弊社の顧問先になりますフォーフェアリー株式会社にて企業文化を育てるしくみの第2弾として『つながりインタビュー』を行いました。フォーフェアリー株式会社は前回の『職場の習慣』でもご紹介いたしましたが横浜市都筑区で「future table」の施設名で小学校に通う児童を対象に元気な活動を続けている民間の学童保育施設です。

前回の『職場の習慣』を実践した時も、フォーフェアリーのスタッフの方達は非常に元気があり、楽しそうにお話をされるので、企業文化を育てるしくみづくりのお手伝いをしている私達も日々元気を頂いています。

今回は、企業文化を育てるしくみの第2回目ということで『つながりインタビュー』を実践しました。


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つながりインタビューですが、小川巧記氏によって2005年の愛知万博「愛・地球博」で初めて行われたダイアログ(対話)の手法の一つになります。愛知万博後、つながりインタビューは2009年の横浜開港150周年記念の「イマジン・ヨコハマ」でも実施されて注目されるようになりました。

まずは、私から「今日の目的は、つながりインタビューによるダイアログを通じ、相手の体験を通じて見えてくる「会社や仕事の魅力」「未来へ続く会社の価値」を探求しながら、お互いに「気づき」や「共感」の輪を広げることになります。」と研修の目的についてお話いたしました。
その後に、クレドの活用方法、活用事例、ダイアログ(対話)の重要性について説明し、つながりインタビューの実施方法についてお話いたしました。
つながりインタビューの説明が終わり、早速つながりインタビューをはじめました。


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つながりインタビューは2人1組になり、インタビューをする方と、インタビューを受ける方を決めインタビューをする方は、つながりインタビューのシートにそってそのまま声に出して、気持ちを込めて読み上げて質問をしていきます。
質問例
・あなたがここ一週間で楽しかったことはどんなことですか。
・あなたがまわり(仲間、上司、お客様、地域の人など)から認められたり褒められたりした場面を思い出してください。

インタビューを受ける方は、これらの質問に対して答えていきます。
インタビューをする方は、インタビューで答えてくれている相手の話に関心を持って耳を傾け、もっと知りたいことがあれば、積極的に質問したり、相手が気持よく、話せるようにします。
このインタビューの中で、新たな「発見」や「相手をよりよく知ること」を心がけ、それを楽しんでいきます。

インタビューを実施している間、話をされている方、インタビューをしている方それぞれ新しい気づきを得ながら、楽しそうに語り、そして楽しそうに聴いていました。
学童保育の仕事を始めようと思ったエピソード(自分自身が学童保育に通っていて、尊敬する先生がいたなど)や子供達や父母の方から感謝されたことなどいろんなことを話されていました。

インタビューは1回30分程度になり、インタビューが終わったらインタビューをした方が相手の方にメッセージを書いて送ります。


*メッセージシート
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それが終わったら、今度は入れ替わってインタビューを行います。

つながりインタビューが終わったら最後に、今日のきづきを発表します。
フォーフェアリーで働いている方々、一人一人にいろんなエピソードやストーリー、仕事に対する姿勢など、今まで普段仕事をしているだけではなかなか気づかないことについていろいろ気づいたという感想を頂きました。


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今日一日つながりインタビューを実践しましたが、フォーフェアリーのスタッフ一人一人がいろんな思いや体験を持っていて、普段はなかなか話ずらいことだけどいろんな思いや体験を話していくことで働いている人たちの間で共感の輪が広がっていくのを感じました。
これから、つながりインタビューを実践していくことでより企業文化を育てていくことができればと思います。






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第一回「グリーンなカタリバ」を開催しました。


6月17日、日本ES開発協会のイベント第一回「グリーンなカタリバ」が開催されました。

※台東区民新聞 平成23年7月5日号に掲載されました。
台東区民新聞7月5日
*クリックして画像を拡大


今回のテーマは『日本の未来の“はたらく”を考える』で、一部は仙台ご出身で児童文学作家の光丘さんをお呼びし、「読み語り」をしていただきました。


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第二部はワールドカフェを行いました。
ワールドカフェとは、“カフェ”にいるようなリラックスした雰囲気のなか、参加者が少人数に分かれたテーブルで自由に対話を行い、ときどき他のテーブルとメンバーをシャッフルしながら話し合いを発展させていくことです。


第一部の読み語りでは、主人公の鬼が人をたべるつもりで村にやってきたが、優しい人達に囲まれているうちに、周りの人を愛しんで、思いたべることができなくなってしまったお話です。


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鬼であっても、出会った人や周りの環境により、「つながり」ができ、優しい心を持つことができるということを、再認識できた素敵なお話でした。これは普段私達が伝えたい、人間性とは何かとも共通する命題であり、人間と動物との違いは何かを今回は、考えさせられました。出会いや環境で人の心は育つということを改めて再認識しました。

また、光丘さんは、今回の東日本大震災の時、地元の宮城で被災し、その後、沿岸部の被災地域を訪問しており、現地のお写真とともにお話を聞かせていただきました。

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また、光丘さんの仕事として、
子どもたちの笑顔を増やして希望を持たせたいという使命を持って、お仕事をしている姿を見て、私は身が引き締まる思いになりました。

私も働く人が今何を求めているのか、本当の優しさとは何なのか、改めてESという従業員満足の本当の意味を考えていかなければならないと感じました。

最後に読んでいただいたのは、「ゆずちゃん」という絵本です。
この絵本は、光丘さんと同じように使命を持って、阪神・淡路大震災の後に絵本をまとめた方の作品を読んで頂き、第一部が終わりました。

主人公の女の子は、風船が大好きで、将来は風船屋さんになりたいというゆずちゃんが地震により亡くなってしまうお話です。


*準備中-たくさんの風船を膨らましました-
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会場には物語にも出てくる風船をたくさん飾りました。

また、読み語り中はキャンドルを会場中に灯していました。
今回キャンドルを灯した意味は2つありました。

一つ目は、鎮魂。二つ目は節電でした。
終始キャンドルを灯しての空間は心が落ち着くとともに、読み語りに集中することができ、会場全体がゆずちゃんの思いで、いっぱいになりました。

第二部では、ワールドカフェを行いました。
ワールドカフェとは、“カフェ”にいるようなリラックスした雰囲気のなか、参加者が少人数に分かれたテーブルで自由に対話を行い、ときどき他のテーブルとメンバーをシャッフルしながら話し合いを発展させていくこと。


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その考え方や方法論は世界中に普及し、ビジネスや市民活動、まちづくり、教育などさまざまな分野で活用が進められており、弊社でもこれまで越後湯沢の旅館組合や、クレドを導入した会社など、様々な場面で実施してきました。
私は、初参加でしたが、私のグループでは自分よりも目上の方ばかりでした。が、年齢やその人の社会的地位等をはずして、素直な意見交換が出来るのが、このワールドカフェの特徴です。


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また、普段なら話した事のない人の率直な意見を聞ける場というものに触れたことがなかったので、貴重な体験でした。

今回のワールドカフェのテーマは、『15年後の理想の社会はどうなっていますか』です。

*メッセージ
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例えば私のグループではこんな意見がでました。
今回のワールドカフェで出た意見としては、日本人が世界の国々とは異なり持っている良い文化を継承していき、それらを無くさない社会・真に大切なものだけが残るシンプルな社会が15年後の理想な社会なのではないかという意見でした。
例えば、昭和の時代にあった「正直さ」「勤勉さ」「思いやり」等がでました。

そして、特に印象的だったのは、「日本人がこれで終わるわけがない!!」という意見でした。
なぜなら、日本人は「誇り」「根性」があります。現に、戦後も目覚ましい復興をしてきました。
それを今の時代にも活かせていけたらと感じたからです。

皆様の15年後の理想の社会はなんですか?
考えてみると難しい問いだと思いますが、是非想像してみてください。


また、会場には宮城県・岩手県からお野菜と地酒「鳳陽」(宮城県産)「ゆめほなみ」(岩手県産)を仕入れました。


*募金頂き、ありがとうございました!
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来場され、募金された方々が喜ぶだけではなく、東北に少しでも思いが伝わればと思います。特に地酒は大人気ですぐになくなってしまいました。
また、ゲストの光丘さんは、宮城県の日本酒「浦霞」とそれに合うチーズを会場の皆さんに、おみやげでいただきました。
光丘さんありがとうございました。


第一回「グリーンなカタリバ」に参加して感じたことは、未来に向けて自分に何ができるか、どんな仕事が出来るか、どんな人になっていきたいか真剣に考え、高い志を持っている方々が集まる場でした。
これからも「カタリバ」を継続して行い、高い志を持つ人が増えていき、新たな仲間が増えていけばよいと思っています。

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光丘さん本当にありがとうございました。
御来場してくださいました皆様本当にありがとうございました。

また、次回の第二回「グリーンなカタリバ」でお会いしましょう。






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