「人事を制する者は経営を制す」

緑の国へ 生まれ変わる日本のシナリオ


私が、副代表幹事を務める、オルタナ主催のグリーン経営者フォーラムが、開催されました。

今回は、エネルギー問題について、オークヴィレッジ代表の稲本正さん、
城南信用金庫理事長の吉原毅さん、
そして、株式会社オルタナ 代表取締役森 摂さんの3名によって行われました。


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原子力については、ウランなどは、もともと地球にはなく、46億年前、超新星の爆発によって
飛んできたものを掘りおこして使っている。それは、すなわち、いま使っているエネルギーは、
46億年前に取り込んだエネルギーを使っているわけで、それは、人知を超えているものを使っていると
思わざるを得ない。

 
次に、この震災を通してこれからの日本の方向性についての話に移ったが、そろそろ、
デカルト的な、数学的世界観からの、脱却が求められているのだとパネラーの2人の一致した
意見があった。そのデカルト主義の最たるものが、お金であり、これが、仕事をつまらなくし、
個人主義を加速し、消費でしかモノをみない世界を作り出してしまったのだと。

 
日本の仕事観とは、そもそも仕事とは、神様からの頼まれごとであり、楽しいものという
ところから出発している。城南信金のトップの吉原さんのような方が、お金を中心とした
働きはよくないと訴えかける姿に会場も拍手。お金を中心とすることにより、
お金にならない仕事は、仕事でないと、捉える姿勢、そして効率、無駄を省くという、合理主義は、
視野狭窄に陥るという点は、全く同感だ。仕事とは、目に見えない関係性や、誇り。

プライドなども含めて仕事であり、全体性こそが大切だということに私自身、組織を機械論的な発想から
生命論的発想への転換という意味で大賛成だ。いまの、厭勤感を食い止めることは、仕事を
お金との見返りでとらえる等価交換的な捉え方を変えていかなければ、日本はおかしくなると
私は、考えている。
 

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最後に震災後、われれは、どう行動していくべきかの問いかけに対し、
近代合理主義の思想の過ちの指摘として、資本主義は、競争の原理で動いているが、
もっとも発展した、生物は、昆虫であり、次は、植物である。そして一番ダメなのが、
私達、哺乳類であるという。そして、このもっとも種類が多い昆虫、植物の共通点は、
 
共に助け合い、進化していくという、共進性にあるという。
これからの若者は、生きる力を養わなくてはならない。

その生きる力のキーワードは、共進性。

今回の大震災では、IQよりも組織、地域コミュニティの大切さを
痛感した。

これは、ESの文化を通して、社会的知能指数を
高めることが、これからの時代を生き抜く要点であり、これらのことは、昆虫や植物から
多くのことを学ぶことができる。
 
さて、社会が変わるかどうかは、このような世界観をもって勇気をだして日本が
進むことが大切で、成功モデルを日本が世界に先駆けつくりださなくては、だれもついてこない。
 


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世界は、日本をみている。
明治維新も最初は、脱藩した坂本龍馬も犯罪者だった。
しかし、その初期の試みなくして、維新は成し遂げられることはなかった。
 
進化の過程は、アーリーアダプターから、アーリーマジョリティへそして、レイトマジョリティ
へと移っていく、いま、ここにいる人はアーリーアダプターあり、維新前の一番面白い時期にいま
皆さんはいる一緒にがんばりましょう。と稲本さんの力強いエールで締めくくった。
 





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